三重中央開発による先進的なPCB廃棄物処理 | PCB処理 完全攻略ガイド
企業情報
三重中央開発による先進的なPCB廃棄物処理
公開:2023.11.30 更新:2023.11.30PCBなどの産業廃棄物を処理する際、どの会社に依頼するべきか慎重に検討する必要があります。会社を選ぶ基準として、環境に配慮された処理方法と技術を持っているかが非常に重要です。
三重中央開発株式会社は中間処理・再資源化・最終処分まで一貫したリサイクルシステムを用いて処理しています。廃棄物の収集から最終処分まで、全てを自社の施設で行う専門業者です。三重中央開発株式会社が行っている処理方法の中でも、PCB廃棄物に対して行っているジオメルト法という処理方法は、環境への悪影響を懸念することから非常に注目を集めています。ジオメルト法で処理されたPCB廃棄物は、有害物質が完全に無害化され、安全に取り扱うことが可能です。
目次
三重中央開発の事業内容
事業内容とサービス範囲
三重中央開発株式会社は、廃棄物の収集・運搬・再資源化を専門に行う業者です。環境関連事業・有価資源リサイクル事業を中心に行う大栄環境グループに属しており、大栄環境株式会社の子会社に当たります。同グループの会社の中でも初期に設立された会社で、廃棄物関連業としては老舗といえる業者です。
三重中央開発株式会社は、主に廃棄物リサイクル業に従事しています。あらゆるジャンルの廃棄物に対応できる設備が整っており、同業他社の中でも有数の業者です。
収集運搬から最終処分までの対応
三重中央開発株式会社では、産業廃棄物の収集・運搬から顧客の要望に応えています。自社拠点に運び込んだ廃棄物は、中間処理・再資源化・最終処分まで一貫したリサイクルシステムを用いて処理をします。
自社保有の処分施設である三重・京都リサイクルセンターは、環境に配慮した最新の廃棄物処理に対応した施設です。有害物質の発生を抑えるための焼却設備や、有機性廃棄物を肥料に変えるコンポスト工場など、多種多様な処理能力を備えています。
三重中央開発株式会社は、顧客からの依頼を受けて、廃棄物の収集から最終処分まで、一貫した処理を自社の施設で行う専門業者です。
三重中央開発の低濃度PCB処理について
溶融焼却(ジオメルト法)によるPCB廃棄物の処理
三重中央開発株式会社では、PCB(ポリ塩化ビフェニル)廃棄物に対してジオメルト法と呼ばれる溶融焼却手法を用います。PCB廃棄物の環境への悪影響が懸念される昨今において、注目されている処理方法です。
ジオメルト法は、汚染物質をガラス状に固体化する技術です。専用の容器に処理対象物を入れて通電し、ジュール熱により溶融させます。1,200~2,000℃の高温で溶融された後、自然冷却することで固体になっており、処理された廃棄物は天然の黒曜石のようです。
ジオメルト法は、米国エネルギー省が開発した技術です。日本国内においては、大栄環境を含めた民間5社が共同出資している株式会社アイエスブイ・ジャパンがライセンスを取得して事業を行っています。
PCB汚染物の無害化
ジオメルト法により、有害物質は完全に無害化され、安全に取り扱うことができます。PCB汚染物だけでなく、放射能汚染物質などさまざまな処理物に対応可能です。また、処理物の形状や性質を問わず安全に一括処理が可能な点も大きなメリットです。
ジオメルト法により無害化された物質は、半永久的に有害性を発する心配がありません。また、処理により、有害物質の体積が減少するため、処理せずに隔離保存するよりも省スペースになります。
処理施設と技術
三重中央開発株式会社においては、低濃度PCB物質の処理を三重リサイクルセンターで実施します。全国各地の顧客からの依頼を受け、収集運搬から最終処理まで一貫した対応ができるのが同社サービスの魅力です。PCB物質の輸送はタンクローリーによって実施され、同社の専用保管場所で厳重な管理下に置かれます。
ジオメルト法は、あらゆる物質を一括で処理することが可能です。そのため、三重中央開発株式会社の三重リサイクルセンターにおいては、PCB物質に限らず残留性有機汚染・PCB・ダイオキシン・DDTなどのさまざまな化学物質の処理も請け負っています。
三重中央開発のPCB分析サービス
廃棄物の適切な処理とリサイクル
三重中央開発株式会社では、大栄環境グループ内の企業と協力して、顧客から請け負った廃棄物処理を最適な方法により実施します。同グループで廃棄物の分析から最終処理まで一貫して対応することにより、コストカットと作業効率化を図っています。
三重リサイクルセンター内には専用の分析センターがあり、大栄環境グループで請け負うさまざまな廃棄物の分析が可能です。排出された廃棄物の種類や量、汚染度などを高度な分析によって適切にデータ管理し、顧客に対して最適な処理方法を提案します。
さらに、同社で製造したリサイクル製品の品質分析や環境測定も同時に実施します。安全面に細心の注意を払い、廃棄物の内容に合わせた最適な処理方法を一貫して提案できることが、三重中央開発株式会社の強みといえるでしょう。
コンサルティングと環境改善
三重中央開発株式会社では、顧客に対するコンサルティングにおいても注力しています。顧客は、製品メーカーや建築業など、産業廃棄物が発生する業者すべてが対象です。顧客の廃棄物に関する問題について丁寧なヒアリングを徹底し、最良の提案をします。
大栄環境グループが提供するDSS(DINSサポートシステム)サービスは、廃棄物の取引に関する各種情報や、法律や条令といった改正情報などをいつでもweb上で確認できるサービスです。廃棄物を効率よく管理できるシステムで、顧客に対して提案しています。
また、同グループによる汚染土壌の無害化に関する取り組みも注目されています。独自に開発したGIS採用の調査システムにより、顧客の要望に応じて迅速な調査結果の提供が可能です。
三重中央開発株式会社は、廃棄物の収集、運搬、再資源化を専門に行う環境関連事業を主力とする企業で、大栄環境グループの一員です。同社は廃棄物リサイクル業に従事しており、廃棄物の収集から最終処分までを専用のリサイクルセンターで行い、環境に配慮した処理をしています。
また、低濃度PCB処理においてはジオメルト法を用いて有害物質を無害化し、安全な処理の提供が可能です。さらに、廃棄物の分析とコンサルティングも行い、顧客に最適な廃棄物管理ソリューションを提案します。三重中央開発株式会社は、環境関連の革新的な技術と経験を備えた信頼性の高い企業です。
三重中央開発株式会社の、環境に配慮した先進的なPCB廃棄物処理についてお解りいただけたかと思います。PCB処理にお困りの方には「PCB処理 完全攻略ガイド」も参考になります。ご覧になってはいかがでしょうか。
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