光和精鉱のPCB廃棄物処理~総合技術と全国の代理店ネットワーク | PCB処理 完全攻略ガイド
企業情報
光和精鉱のPCB廃棄物処理~総合技術と全国の代理店ネットワーク
公開:2023.11.30 更新:2024.05.21光和精鉱は、福岡県北九州市に拠点を構え、無害化処理の分野で先駆的な存在です。国内で初めて無害化処理認定を受け、その優れた技術力は業界でも際立っています。同社は幅広い規模に対応し、変圧器、コンデンサ、変流器などのPCB汚染物を処理しています。大型物については、輸送可能なサイズで受け入れ、必要に応じて解体工事も手配しています。
2010年以降、全国で廃棄物の無害化処理に従事し、PCB処理期限が迫る中、営業代理店や運搬会社との連携を通じて、全国規模のサポートを展開しています。また、製錬技術と廃棄物処理技術を結集し、製鉄用のペレット製造も行うなど、資源の循環にも寄与しています。代理店制度を通じ、全国に拠点を展開し、処理から運搬までワンストップでサービス提供しています。
目次
光和精鉱の低濃度PCB無害化処理事業の概要
光和精鉱とは、福岡県北九州市に本社を置く、廃棄物処理業者のことを指します。光和精鉱は日本国内で初となる無害化処理認定を受けるなど、産業廃棄物業界内でも、優れた技術力を持っている業者のひとつと言っても過言ではありません。
光和精鉱の無害化処理のトータルサービスや無害化処理認定と施設の処理能力について紹介します。
無害化処理のトータルサービス
光和精鉱では、小型のものから大型のものまでなんでも対応が可能です。例えば、変圧器(トランス)、コンデンサ、変流器、OFケーブル、塗膜(橋梁)、変成器、開閉器、ブッシング、リアクトルといったさまざまなPCB汚染物の処理を行ってきた実績があります。
なお、大型のものは道路交通法で輸送可能な大きさでの受け入れを可能としており、必要であれば、現地での解体工事の手配もまた併せて行っています。
無害化処理認定と施設の処理能力
2010年12月10日、光和精鉱は日本国内で初となる無害化処理認定を受け、それ以降、営業代理店や運搬会社の協力のもと、日本全国で廃棄物の無害化処理に取り組んできました。
なお、PCBの処理期限は2027年3月31日までとされており、刻一刻と処理期限が近づいてきています。光和精鉱では、営業代理店や運搬会社の協力もあり、日本全国を網羅するサポート体制を万全に整えています。そのため、廃棄物の無害化処理をご検討中の方は処理期限を過ぎる前に一度ご相談されてみるとよいでしょう。
光和精鉱の施設の処理能力は次のとおりとなります。
ロータリーキルン式焼却炉
・廃ポリ塩化ビフェニルなど、ポリ塩化ビフェニル処理物(廃油に限る)…24 KL/日
・廃ポリ塩化ビフェニルなど、ポリ塩化ビフェニル汚染物及びポリ塩化ビフェニル処理物…10 t/日
固定床炉
・ポリ塩化ビフェニル汚染物およびポリ塩化ビフェニル処理物…57 t/日
光和精鉱の製錬と廃棄物処理技術
光和精鉱では、産業廃棄物などの処理を行うだけではなく徹底したリサイクルや資源の再利用を行うなど、資源の循環にも力を入れています。光和精鉱の製錬と廃棄物処理技術について紹介します。
製錬技術と化学技術の活用
光和精鉱では、産業廃棄物などの処理を行うだけではなく製鉄用のペレットなどの製造もまた平行して行っています。同時に複数の事業を展開する企業も少なくありませんが、光和精鉱もそのひとつであると言えるでしょう。光和精鉱は製錬技術や化学技術およびそれらの設備を活用して、もうひとつの事業である廃棄物の処理を行っているのです。
「徹底リサイクル・資源再利用」の実施
循環型社会および地球環境への配慮が謳われている現代社会において、徹底したリサイクルや資源の再利用は非常に大切であると言えるでしょう。光和精鉱では、ただ単に廃棄物の処理を行うだけではなく徹底したリサイクルや資源の再利用に力を入れるなど、限りある資源の循環にも貢献しています。
塩素系廃棄物の大量処理能力
塩化揮発法とは、非鉄金属を塩化物にして揮発させた後、有価金属類として、非鉄金属を分離・回収する方法のことを指します。光和精鉱では、こちらの作業と併せて、もうひとつの事業である製鉄用ペレットの製造を行っている点が大きな特徴のひとつです。なお、光和精鉱は国内トップレベルの塩素系廃棄物の大量処理を可能としており、塩酸分に十分に耐えられる処理設備を使用しています。
光和精鉱の代理店制度
日本国内で初となる無害化処理認定を受けた経験もあるなど、産業廃棄物業界内でも、優れた実績や技術力を持っている光和精鉱では、営業代理店や運搬会社の協力もあり、全国各地で廃棄物の無害化処理などを承っています。
光和精鉱の代理店制度や全国各地に設けられた代理店ネットワークとそれぞれの担当エリアなどについて紹介します。
代理店制度の導入と目的
メーカーなどが代理店制度を利用する主な理由のひとつとして、他社のリソースを活用して、自社の商品やサービスを広めることなどが挙げられます。これにより、メーカー側は対応エリアの拡大や新たな顧客の獲得などが期待できるようになるのです。
なお、光和精鉱では、代理店制度を導入しています。代理店制度を活用することにより、お客さまへの提案、現地の確認、各種お手続きだけではなく処理や運搬まで、一貫して対応が可能です。
全国の代理店ネットワーク
光和精鉱では、九州運輸建設株式会社、三和油化工業株式会社、株式会社全環、丸両自動車運送株式会社、東広商事株式会社、三友プラントサービス株式会社、秦泉寺運送株式会社、早来工営株式会社、三立処理工業株式会社に代理店を設けています。
それぞれ、九州・沖縄エリア、東海エリア、北陸・信州エリア、九州エリア、東海エリア、関東エリア、北海道・東北エリア、中国・四国エリア、関西エリア、東海エリア、関東エリア、北海道・東北エリア、中国・四国エリア、関西エリア、関東エリアで対応が可能です。
光和精鉱は福岡県北九州市に本社を置く先進的な廃棄物処理業者で、日本で初めて無害化処理認定を受けた企業です。小型から大型のPCB汚染物の処理が可能で、ロータリーキルン式焼却炉と固定床炉を使用し、それぞれ24 KL/日と57 t/日の処理能力を有しています。
また、塩素系廃棄物の大量処理能力も備え、製錬技術や化学技術を駆使して徹底したリサイクルと資源再利用に取り組んでいます。全国の代理店ネットワークを通じて廃棄物の無害化処理を実施しており、迅速な対応を行っています。
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