大型施設を有するオオノ開發で大型のPCB産業廃棄物もお任せ！ | PCB処理完全攻略ガイド

PCB（ポリ塩化ビフェニル）処理

大型施設を有するオオノ開發で大型のPCB産業廃棄物もお任せ！

公開：2024.04.17　更新：2024.04.17

オオノ開發は、持続可能な未来を追求し、日本最大の大型保管施設を誇ります。その施設は幅広いPCB産業廃棄物に対応し、環境への負荷を最小限に抑えながらクローズドループの理念を実践しています。安全性と効率性を兼ね備え、大型機器の焼却にも対応するシャトルキルン炉を備えており、迅速かつ確実に廃棄作業を進めることができます。

クローズドループを積極的に行うオオノ開發

オオノ開發は、環境への負荷を最小限に抑えながら、持続可能な未来を実現するため、積極的にクローズドループを採用しています。クローズドループとは、製品のライフサイクルを閉じた循環型経済システムであり、資源の有効活用と廃棄物の削減を目指す取り組みです。このコンセプトに基づき、オオノ開發は製品設計から廃棄物処理までの全工程において、資源の再利用や再生を促進し、環境に配慮した事業活動を展開しています。

◇オオノ開發とは

オオノ開發は、産業廃棄物処理業を基盤にしながら、持続可能な未来の実現に向けて大きな転換を遂げました。2020年に政府が掲げた「カーボンニュートラル」を実現し、業界を牽引するため、脱炭素化を進めています。

オオノ開發は、従来の焼却によるサーマルリサイクルだけでなく、熱回収後の廃棄物から更なる希少資源を回収し、国内でリサイクルを促進しています。特に日本のように資源が乏しい国において、希少資源の回収と国内での循環利用を目指す「クローズドループ」を積極的に推進しています。

資源循環に全力を注ぎ、日々取り扱う産業廃棄物を資源の宝庫と捉え、未来に向けて着実に前進しています。

◇オオノ開發の事業内容

オオノ開發は、解体・土木工事業を専門とし、安全・環境・スピードを重要視した品質方針で事業展開しています。同社のサービスは、現場管理の安全性を確保しつつ、街づくりに貢献しています。これには、最新の重機や技術を駆使し、効率的かつ環境に配慮した作業を行うことが含まれます。

さらに、オオノ開發はアスベストやPCBなどの有害物質に対する対策や処理も行っています。特に、低濃度PCB廃棄物の安全な処理に関しては、日本最大規模の大型保管施設や処理施設を備え、最新の分析・計測機器を用いて確実に処理を行っています。これにより、環境汚染を未然に防ぐための努力を積極的に行っています。

また、未来事業部ではアグリ事業とサステナブル事業を展開しており、これによって農業の可能性を追求し、希少資源の回収と再利用を促進しています。さらに、運搬事業では最新の車両を導入し、ベテランドライバーの育成にも力を入れています。これにより、限られた時間内での迅速な運搬作業を実現し、災害復旧作業などにも貢献しています。

◇クローズドループとは

クローズドループは、サーキュラーエコノミーの基本的概念であり、循環型経済を実現する考え方です。リニアエコノミーに対して、資源の流れが「閉じた輪」のように循環する仕組みを指します。従来の経済では、製品が消費された後に廃棄される一方向の流れでしたが、クローズドループでは消費された製品を新たな資源と捉え、再利用やリサイクルを促進します。

このアプローチにより、資源の大量消費や廃棄物の増加といった環境問題を解決することが期待されています。クローズドループの考え方は、持続可能な社会を築くための重要な指針となっています。

低濃度PCB産業廃棄物処分の流れは？

画像出典先：オオノ開發

低濃度PCB産業廃棄物の処分は、環境保護と安全性を確保するために重要な手続きです。この処分プロセスは、厳格な基準と規制に従い、適切な方法で行われる必要があります。

◇分析

低濃度PCB廃棄物の処分においては、まず専門業者によるサンプリングが必要です。この作業は専用の機器を使用して行われ、一般的にはサンプリング作業も専門業者に依頼します。例えば、コンデンサの場合は絶縁油を抜き取るための穴を開け、採油後には穴をしっかりと埋める必要がありますが、これは素人では実施が困難です。したがって、現地での採油作業は専門業者に依頼することが重要です。

◇届出

低濃度PCB廃棄物の処分に際しては、PCB特別措置法に基づき、官公庁への届出が必要です。届出は、PCB廃棄物を保管している事業所を管轄する環境管理事務所に提出されます。例えば、東京都の場合は「東京都環境局資源循環推進部」に提出します。

また、届出はPCBの保管を開始した場合、移動した場合、処分した場合などに応じて行われます。届出書類の様式はその状況に応じて異なるため、事前に確認しておくことが重要です。

◇収集運搬

低濃度PCB廃棄物を収集運搬する際には、まず廃棄物処理法に基づく特別管理産業廃棄物収集運搬業の許可を取得する必要があります。収集運搬では、大量の廃棄物を持ち出す場合は専用のタンクローリーを使用し、少量の場合はドラム缶で絶縁油を回収して輸送します。

また、収集運搬に携わる作業者は、全員が1年以内にPCB廃棄物やPCB汚染物に関する教育を受けなければなりません。さらに、漏えいを防ぐための措置を講じた上で、作業を行う際には関係者が現場に立ち会って確認を行います。船舶による運搬の場合は、運搬船の船長や適切な代行者も立ち会い確認を行う必要があります。

PCB廃棄物の処理には最低でも4ヶ月の期間が必要です。この期間は、PCB含有量の分析作業や処理業者の選定、現場調査、運搬手配などの工程が含まれます。処理期限内に処理を完了させるためには、この時間を考慮し、早めの対応が重要です。また、各工程を異なる業者に依頼する場合は、さらに手間と時間がかかることがありますので、効率的な処理を目指す際には注意が必要です。

大型保管施設を有するオオノ開發なら分析から処分まで一貫した依頼が可能

オオノ開發は、低濃度PCB産業廃棄物に関する包括的なサービスを提供するために、大型保管施設を整備しています。この施設を活用することで、顧客は分析から処分までの一連の作業をスムーズに行うことができます。

◇日本最大規模の大型保管施設

この施設は日本最大規模の処理施設であり、分析から処分まで一貫で行えます。トランスやコンデンサなどの電気機器から、木くずや紙くず、汚泥などのドラム缶入り汚染物、さらにはOFケーブルなどの幅広い低濃度PCB廃棄物を処理が可能です。

特に、大型機器の焼却に対応できるシャトルキルン炉を備えており、大型の電気機器をそのまま処分できます。これにより、迅速かつ確実に廃棄作業を進めることができます。

◇幅広い品目の低濃度PCB廃棄物に対応

オオノ開發のPCB廃棄物処理施設は、広域にわたる支店展開を持ち、東京・大阪・福岡・愛媛に支店を有する全国規模の企業です。安全を最優先に考え、低濃度PCB廃棄物の有毒性に配慮した作業を実施しています。バーコードシステムによる廃棄物管理や飛散対策を徹底して行い、作業を安全かつ効率的に進めています。

さらに、ほとんどすべての品目に対応可能であり、小型から超大型の機器まで幅広い対応が可能です。取り扱い対象物は、絶縁油等汚染廃油、トランス、コンデンサ、ブッシング、OFケーブル、汚染物入りドラム缶、空ドラム缶などです。

環境大臣認定も取得した災害対策も施された安全な施設

オオノ開發が誇る施設は、環境大臣認定を取得し、災害対策も施された安全性の高いものです。この認定を受けた施設は、厳格な基準に基づいて設計され、運営されています。

◇第4次環境大臣認定取得

オオノ開發株式会社は、廃棄物の処理と清掃に関する法律に基づき、低濃度ポリ塩化ビフェニル廃棄物の無害化処理において高度な技術を用いています。この度、同社は環境大臣の認定を受け、第4次環境大臣認定を取得しました。これは、同社が低濃度ポリ塩化ビフェニル廃棄物を無害化処理する能力を高い水準で持っていることを示すものです。

◇安全性が考慮された施設

オオノ開發のPCB廃棄物処理施設は、安全性と耐震性に優れた施設です。南海トラフ大地震に備え、すべての処理施設が適切な耐震性を備えています。さらに、低濃度PCB廃棄物を取り扱う抜油室では、二重の高速シートシャッターが設置され、室内を減圧した状態で作業を行うことができます。これにより、飛散対策が万全となっています。また、定期的な防災訓練などの社員教育を通じて、緊急時にも迅速かつ安全な対応が行われます。

オオノ開發は、環境負荷を最小限に抑えながら持続可能な未来を実現するため、積極的にクローズドループを採用しています。この取り組みは、製品設計から廃棄物処理までの全工程において資源の再利用や再生を促進し、環境に配慮した事業活動を展開しています。

オオノ開發は、産業廃棄物処理業を基盤にしながら、脱炭素化を進め、低濃度PCB廃棄物の処理にも取り組んでいます。特に、大型保管施設を整備し、分析から処分までの一貫したサービスを提供しています。この施設は日本最大規模であり、幅広い品目の低濃度PCB廃棄物に対応しています。

さらに、環境大臣認定を取得し、災害対策も施された安全な施設であり、地震に備えた耐震性や飛散対策が整っています。オオノ開發は、環境への配慮と安全性を重視しながら、持続可能な社会の実現に向けて積極的に取り組んでいます。