創業100年を迎えた山九株式会社はPCB産業廃棄物の収集・運搬を全国で対応 | PCB処理 完全攻略ガイド
PCB(ポリ塩化ビフェニル)処理
創業100年を迎えた山九株式会社はPCB産業廃棄物の収集・運搬を全国で対応
公開:2024.04.17 更新:2024.05.02山九株式会社は100年以上の歴史を持つ老舗企業であり、その信頼性と技術力でPCB産業廃棄物の収集・運搬を全国規模で行っています。創業以来、山九は物流分野でのリーダーシップを築き上げ、特にPCB廃棄物の収集運搬においては、業界のパイオニアとしての地位を確立しています。
目次
山九株式会社はPCB廃棄物収集運搬のパイオニア
山九株式会社は創業100年を超える老舗のPCB廃棄物収集運搬会社として、業界を牽引してきた存在です。日本全国において収集運搬を行えるネットワークの広さが山九株式会社の大きな魅力であり、常に安定したサービスを提供しています。
◇創業100年を迎えた山九株式会社
山九株式会社は1918年の創業以来、100年を超える長期にわたり物流・機工・構内操業支援を行ってきたグローバル企業です。世界の変化にいち早く対応しながら、日本と現地の技術力を融合させる山九株式会社の活動は、グローバルな視点が求められる今こそニーズが高まっているでしょう。
そんな山九株式会社は感謝の気持ちを重んじているのが特徴です。「ありがとう」を社名の由来とする山九株式会社は基本理念の「人を大切にする心」を持ち、これからも世界で選ばれるNo1アウトソーサー企業を目指して更なる成長が期待されます。
◇PCB廃棄物の収集・運搬を全国で初めて開始
山九株式会社は日本のPCB廃棄物収集運搬事業のパイオニアとして全国展開する企業です。
全国で初めてPCB廃棄物の収集運搬を開始した山九株式会社は、47都道府県のどこからでも回収をすることができる広いネットワークを確立しています。
さらに山九株式会社ではPCB廃棄物の収集運搬だけにとどまらず、様々な付帯作業にも対応していることから期限が迫るPCB廃棄物の処理を一括して依頼することが可能です。
PCB産業廃棄物の収集・運搬を全国で行う上での課題
PCB産業廃棄物は、低濃度PCB産業廃棄物と高濃度PCB産業廃棄物の2つに分かれます。
PCB産業廃棄物は低濃度PCB産業廃棄物と高濃度PCB産業廃棄物どちらであるかによって処理施設が異なるため、処理する際には適切な処理施設へ運搬を行い処理する必要があります。
◇低濃度PCB産業廃棄物は特別管理産業廃棄物
低濃度PCB廃棄物は、廃棄物処理法によって特別管理産業廃棄物に分類されます。特別管理産業廃棄物は、その性質上、人の健康や環境に悪影響を及ぼす可能性があるため、厳格な基準が設けられています。
具体的には、PCBが混入した物質で、その濃度が5,000ppm以下かつ0.5ppmを超える場合に該当します。このような廃棄物は、環境大臣によって認定された無害化処理認定施設や都道府県によって許可された特別管理産業廃棄物処理施設での処理が義務付けられています。
◇特別管理産業廃棄物の収集・運搬を行う場合自治体の許可が必要
特別管理産業廃棄物の収集や運搬を業として行う場合、その区域を管轄する都道府県知事などからの許可が必要です。許可には期限があり、通常は5年または7年の期間で設定されます。この期限が切れる前に更新手続きを行わなければ、許可は失効してしまいます。
そしてこの収集運搬業許可を取得するには環境省によって定められたガイドラインに基づき事業計画を定めなければなりません。また許可基準としては運搬施設に応急措置設備等及び連絡設備等が備え付けられていることや、作業者に対してPCB廃棄物の性状、事故時等の応急措置等の知識及び技能を有していることが求められます。
◇高濃度PCB廃棄物の場合JESCOの入門許可が必要
PCB濃度が5,000ppmを超える場合には高濃度PCB廃棄物として扱われます。高濃度PCB廃棄物は中間貯蔵・環境安全事業株式会社であるJESCOでのみ処理を行うことが可能です。
また高濃度PCB廃棄物を収取運搬の上JESCOの各事業所に搬入するためには、JESCOの受入基準を満たして入門許可を取得する必要があります。
全国の特別管理産業廃棄物運搬許可を取得
47都道府県において特別管理産業廃棄物運搬許可を取得していることは、災害などの影響で処理施設が受け入れ停止をした場合でも、常に安定して受け入れを行えることに繋がります。
◇全国対応の強み
全国対応の強みは、特に収集運搬許可を全国規模で取得している点にあります。この許可を持つことで、自然災害や他の予期せぬ事態によって既存の処分施設が利用できなくなった場合でも、迅速に別の施設への対応が可能です。
たとえば、高濃度のPCB廃棄物の処理において、JESCOの事業所の処分期限が切れた場合でも、全国の別の事業所で処理が可能です。さらに、計画的処理完了期限終了後や事業終了準備期間終了後に予期せぬ廃棄物が発見された場合にも、全国の事業所で広域処理が実施されます。
このように、全国対応の体制が、迅速かつ柔軟な対応を可能にし、山九株式会社のサービスの信頼性と安全性を高めています。
◇山九株式会社は全国の運搬許可を取得
山九株式会社は47都道府県において特別管理産業廃棄物運搬許可を取得していることが大きな特徴です。このことにより、低濃度PCB廃棄物の円滑な運搬・処分が行えます。また高濃度PCB廃棄物においても、山九株式会社は全国に5箇所点在するJESCOのPCB処理事業所において入門許可を取得しています。そのため山九株式会社ではPCB濃度に関わらず全てのPCB廃棄物の運搬を引き受けることが可能です。
物流のプロに依頼してPCB産業廃棄物を安全に運搬
PCB産業廃棄物をより安全性高く運搬するには、物流に関する高い技術を持った業者に依頼することがポイントです。またPCB廃棄物をより安全に運搬するためには、漏れ防止金属容器を採用することが有効でしょう。
◇山九株式会社の物流事業
山九株式会社は重量物輸送から美術品・危険物の輸送まで行う物流事業のプロフェッショナルです。過剰在庫、重複投資、非効率作業を防止することを目的に、山九株式会社では最適な物流拠点の配置やサービス内容、情報システムを提案しています。
国境を越えグローバルに展開する山九株式会社のロジスティクス・ソリューションは技術力が高く、PCB産業廃棄物についても安全性を持って依頼できるでしょう。
◇自社開発の容器でPCB産業廃棄物を安全に運搬
山九株式会社ではPCB産業廃棄物を運搬するために、自社開発の漏れ防止金属容器を採用しています。この自社開発の漏れ防止金属容器はJESCOの高濃度PCB運搬基準をクリアしたものであり、より安全性高く運搬をできるのが最大のメリットです。
さらにこの漏れ防止金属容器は運搬および作業効率にも優れています。またこれに加えて山九株式会社では PCB漏洩機器の補修や大型トランスの分解作業も行っています。
山九株式会社は、日本全国においてPCB廃棄物の収集運搬を行う老舗企業として、業界の中心的存在です。創業100年を超える歴史を持ち、その信頼性と安定性は業界内で高く評価されています。
山九はPCB廃棄物の収集運搬を始めた際、全国規模で初めてそのサービスを展開しました。このネットワークの広さと確かな技術力により、山九は日本全国のPCB廃棄物の収集・運搬を可能にしました。
特別管理産業廃棄物運搬許可を全国47都道府県で取得し、これにより適切な処理施設への運搬が確保されています。高濃度のPCB廃棄物に対しても、JESCOの処理施設への運搬許可を取得しており濃度に関わらずPCB廃棄物の運搬が可能となっています。 自社開発の漏れ防止金属容器を使用することで、PCB廃棄物の安全性を高め、運搬および作業効率を向上させています。
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