愛知県のPCB産業廃棄物の規定及び優良産廃処理業者認定制度を受けている産廃業者 | PCB処理完全攻略ガイド

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愛知県のPCB産業廃棄物の規定及び優良産廃処理業者認定制度を受けている産廃業者

公開：2023.10.31　更新：2024.06.03

産廃業者は数多くありますが、中にはずさんな業務を行っている業者も存在します。愛知県で優良産廃処理業者認定制度を受けている産廃業者を選ぶ事で、信頼性の高い業者に依頼が可能です。また、PCB産業廃棄物においても、判別作業にはリスクが伴いますので、実績と専門知識を持った信頼性の高い産廃業者に依頼することをおすすめします。

愛知県のPCB産業廃棄物の規定

PCB廃棄物の処理は「PCB特別措置法」に基づいて、定められた期日までに処理しなければなりません。PCBが含まれている製品を使用後であっても、指定の機関へ連絡した上でPCB廃棄物として処理する必要があります。

変圧器・コンデンサ等の電気工作物が見つかった場合は「中部近畿産業保安監督部電力安全課」（TEL 052‐951‐2817）へ、安定器が見つかった場合は自治体または市の産業廃棄物担当課へ連絡しましょう。

愛知県においては、高濃度PCB廃棄物の処分期限が過ぎているため、変圧器またはコンデンサは「JESCO豊田PCB処理事務所」へ、安定器もしくは汚染物等を発見したら「JESCO北九州PCB処理事務に連絡をします。

なお、高濃度PCB廃棄物を処理するには、JESCOへの書類提出等の事務手続きが必要です。この手続きには数か月ほどかかるため、できるだけ早く対処することをおすすめします。

愛知県で優良産廃処理業者認定制度を受けている産廃業者

「優良産廃処理業者認定制度」は、平成23年4月1日より運用が開始された制度です。通常の許可基準よりも厳しい要件を設定しており、認定基準である「違法性」「事業の透明性」「環境への配慮の取り組み」「電子マニフェストの所有」「財務体質の健全性」のすべてをクリアしていなければなりません。認定を受けた産廃処理業者には許可証（有効期限は7年間）が発行されます。

なお、マニフェストとは、排出事業者が産業廃棄物業者に依頼をする際に、産業廃棄物業者からの交付が義務付けられている書類です。電子マニュアルは常にJWセンターで管理されているため、紙に出力して保管する必要はありません。

地域の優良産業廃棄物認定業者は「優良さんぱいナビ」または、「さんぱいくん」にて検索できます。愛知県で優良産業廃棄物認定を受けている業者は以下の通りです。

株式会社ダイセキ

株式会社ダイセキは、産業廃棄物処理業者として初めて上場した企業です。愛知県を中心に全国に6ヵ所の事業所と、6つの関連会社とのネットワークでリサイクル業を展開しているため、幅広いニーズに迅速に対応できるという強みがあります。

ダイセキグループではPCB廃棄物をはじめ、廃油、廃液、汚泥土壌、石膏ボード等の多種多様な産業廃棄物の処理に対応可能です。製品を作る過程で発生した廃棄物を原料や燃料にリサイクルする取り組みも行っています。

株式会社木下カンセー

株式会社木下カンセーでは、産業廃棄物収集運搬をはじめ、残飯、紙屑、空き缶、空き瓶、ペットボトル等の事業系廃棄物の運搬収集、処理、各種リサイクルを取り扱っています。

各県や府にて優良産廃処理業者認定を取得しており、滋賀県では特別管理産業廃棄物収集運搬業でも優良認定を受けています。そのため、様々なニーズに対応可能な点が株式会社木下カンセーの強みです。

営業区域は幅広く、産業廃棄物では岐阜県から岡山県までの中部・近畿地方まで、事業系一般廃棄物では滋賀県を中心に京都府東部、三重県の一部まで対応しています。

愛知県でPCB産業廃棄物の対応可能な産廃業者

愛知県でPCB（ポリ塩化ビフェニル）を含む産業廃棄物の処理を依頼する際には、専門知識と適切な処理技術を持つ業者を選ぶことが重要です。

丸両自動車運送株式会社

丸両自動車運送株式会社は、産業廃棄物コンサルタントとして産業廃棄物ごとに適正で安価な処理方法を提案しています。全国の産業廃棄物処理場とのネットワークと、多彩な車種を所有しているので、幅広いニーズに対応できる企業です。

PCB廃棄物に関しては、高濃度PCB、低濃度PCB廃棄物共に対応しており、PCB廃棄物処理に関する面倒な書類代行のまとめて依頼できます。丸両自動車運送株式会社は、万全の体制で作業するのが特徴です。「PCB廃棄物の収集運搬作業従事者講習会」を修了した作業員のみが対応し、PCB運搬作業では、GPSにて位置経路を把握して、万が一の事故に備えた保険にも加入しています。