松田産業株式会社は、貴金属のリサイクルを中心とする環境事業と食品関連事業を展開し、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。環境事業では、貴金属の回収・精製や産業廃棄物の適正処理を行い、食品関連事業では、安全で高品質な食品素材を提供しています。
PCB産業廃棄物の収集運搬では、安全管理体制を強化し、全国の事業者に対応しています。法令遵守のため適正な管理が求められ、信頼できる専門業者の選定が重要になっています。
目次
多角的事業が特徴の松田産業

松田産業株式会社は、貴金属のリサイクルをはじめとする環境事業と、食品関連事業を展開する総合企業です。1951年の創業以来、地球資源の有効活用を追求し、サステナブルな社会の実現に向けた取り組みを続けています。
◇概要
松田産業は「資源を活かし、環境を守る」ことを使命とし、環境・貴金属リサイクル事業と食品関連事業を中心に展開しています。本社を東京都新宿区に構え、全国および海外にも拠点を持ち、幅広い業界に貢献しています。特に環境関連事業では、産業廃棄物の適正処理やリサイクルを推進し、持続可能な社会の構築に貢献。PCB廃棄物の収集運搬・処理においても、高い技術力と管理体制を有しており、安全かつ確実な処理を実現しています。また、松田産業は単なるリサイクル事業にとどまらず、循環型社会の実現に向けたソリューション提供を行っているのも特徴です。資源の有効活用と環境保全の両立を目指し、持続可能な事業モデルを確立しています。
◇主な事業
主な事業は次の2つです。
・資源リサイクルおよび環境関連ビジネス
松田産業は、環境事業の一環として、貴金属の回収・精製および産業廃棄物の適正処理を行っています。廃棄物の収集運搬からリサイクルまで一貫して対応し、資源の再利用を促進。特に、電子部品や工業製品に含まれる貴金属を効率的に回収・精製することで、環境負荷の低減と資源循環を実現しています。
また、PCB廃棄物の収集運搬サービスも提供しており、安全かつ適正な方法で処理を行う体制を整備。特別管理産業廃棄物に分類されるPCBを適正に処理することで、環境リスクを低減し、法令遵守をサポートしています。
・食品関連ビジネス
松田産業は、環境事業だけでなく食品関連事業にも注力しています。安全・安心な食品素材の提供を目的とし、水産・農産・畜産分野で幅広く事業を展開。国内外に拠点を持ち、グローバルな視点で食品の品質管理を徹底しています。
また、フードロス削減にも取り組んでおり、未利用資源を活用した食品開発など、持続可能な食の提供を目指しています。食品事業においても「資源を活かす」という理念を貫き、環境と食のバランスを考慮した事業展開を行っています。
特に、食品加工の過程で発生する廃棄物の適正処理や再資源化に力を入れており、食品業界における環境負荷の軽減にも貢献しています。松田産業の企業情報* 会社名:* 所在地:
会社名 | 松田産業株式会社 |
所在地 | 〒163-0546 東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル6F |
電話番号 | 03-5381-0001 |
公式ホームページ | https://www.matsuda-sangyo.co.jp/ja/ |
さらに詳しい情報は公式ホームページでも確認できます。ぜひチェックしてみてください。
松田産業のPCB産業廃棄物収集運搬サービスが選ばれる理由

PCBを含む産業廃棄物の処理には、安全性と法令遵守が求められます。特に収集運搬の段階で事故や漏えいが発生すると、環境への影響だけでなく、排出事業者にも責任が及ぶ可能性があります。松田産業は、全国に拠点を持つ強固なネットワークと高度な安全管理体制を活かし、PCB廃棄物の収集運搬を安全かつ確実に実施しています。
◇柔軟な対応力
松田産業は、多様な産業廃棄物の収集運搬に対応できる体制を整えています。全国47都道府県で収集運搬業の許可を取得し、宮城・埼玉・岐阜・大阪の4拠点には積替保管施設、埼玉・岐阜には中間処理施設を保有。これにより、各地の事業者に対して迅速かつ柔軟な対応が可能です。
特に、腐食性のある廃液や強酸・強アルカリの廃液にも対応できる専用車両を保有しています。ハステロイ製タンクを搭載したローリー車両を使用し、廃液の性質に合わせた適切な回収方法を採用しています。また、設備メンテナンス時のタンクや地下ピットの清掃作業にも対応し、安全性を確保しながら適正な処理を実施しています。
加えて、スポット的な回収や定期回収など、顧客のニーズに応じたフレキシブルな運搬プランを提供。特殊な産業廃棄物の収集運搬においても、豊富な経験と実績を活かし、適切な処理を行う体制を整えています。
◇安全な回収を徹底
PCB廃棄物の収集運搬においては、安全管理が最も重要な課題となります。松田産業では、運搬時のリスクを最小限に抑えるために、専用の漏えい対策車両や漏えい防止用コンテナを導入しているのも特徴です。これにより、万が一の事態にも迅速に対応できる安全な運搬体制を構築しています。
さらに、輸送中の安全対策として、運搬ドライバーや担当スタッフに対する徹底した教育・研修を実施。特に、タンクローリー車やドラム缶からの廃液漏えい、反応ガスの発生といった事故への対応を強化し、応急措置や処置訓練を繰り返し行っています。
また、定期的に消防署の指導のもとで消防訓練や煙体験訓練、救急救命講習(心肺蘇生・AED使用方法)などを実施。これにより、緊急時の対応力を向上させ、作業員の安全意識を高める取り組みを進めています。
松田産業は、安全かつ確実な収集運搬を実現するために、日々の訓練と最新の設備導入を徹底。PCB廃棄物を適正に処理し、排出事業者が安心して依頼できる環境を整えています。
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PCB産業廃棄物の回収運搬までに注意すべきこと

PCBを含む産業廃棄物の適正管理は、法令遵守の観点からも非常に重要です。特に、適切な保管を行わないと、盗難や紛失といったリスクが発生し、事業者が法的責任を問われる可能性があります。
◇保管場所
PCB産業廃棄物の保管には、厳格な管理が求められます。環境省の基準では、「周囲に囲いを設ける」「施錠可能な倉庫に保管する」などの対策が必要とされており、容易に他人が立ち入ることができない場所に保管することが推奨されています。特に、屋外に置かれる場合は、飛散や流出を防ぐための密閉容器の使用が不可欠です。
近年では、実際にPCB廃棄物が盗難に遭う事件も発生しています。たとえば、熊本県山鹿市では、市が管理していたPCB含有コンデンサーが盗まれる事件が報告されました。このコンデンサーは、人目につかない敷地奥に保管されていましたが、適切な監視体制が整っていなかった可能性があります。
このようなケースを防ぐためにも、監視カメラの設置や定期的な点検が重要となります。また、保管場所には適切な表示を行い、関係者以外の立ち入りを防ぐことが求められます。特別管理産業廃棄物であることを明示した掲示板の設置や、管理責任者の連絡先の記載が必要とされており、定期的なチェックを行うことで紛失や盗難のリスクを最小限に抑えることができます。
◇紛失は法令違反
PCB産業廃棄物の紛失は、重大な法令違反となります。廃棄物処理法およびPCB特別措置法では、PCBを適正に保管・管理する義務があり、紛失した場合は厳しい罰則が科される可能性があります。たとえば、保管場所の管理が不十分で、PCB廃棄物が行方不明になった場合、排出事業者には「適正管理を怠った」として罰則が適用される可能性があります。
不適正保管の例として、以下のようなケースが挙げられます。
* 倉庫の施錠が不十分で、第三者が侵入できる状態だった
* 管理台帳に記録されていないPCB廃棄物が放置されていた
* PCBを含む電気機器が長期間放置され、汚染が拡大した
これらの問題を防ぐためには、PCB管理責任者を設置し、適正な保管状況を定期的に確認することが重要です。また、PCB含有物のラベル表示や、JESCO(中間貯蔵・環境安全事業株式会社)への適切な処分登録を行うことで、管理の徹底を図る必要があります。
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PCB産業廃棄物の運搬や処理を適正に行うためには、信頼できる専門業者の選定が不可欠です。特に、PCB廃棄物は法令に基づいた厳格な管理が求められ、適切な処理を行わなければ企業の法的責任が問われる可能性があります。
◇丸両自動車運送株式会社

丸両自動車運送株式会社は、全国45都府県で収集運搬の許可を取得し、高濃度・低濃度PCBのいずれにも対応可能な専門業者です。特に、JESCO(中間貯蔵・環境安全事業株式会社)の搬入仕様に準拠した運搬容器・トレイを使用し、PCB廃棄物を安全に輸送する体制を整えています。
会社名 | 丸両自動車運送株式会社 |
所在地 | 〒424-0036 静岡県静岡市清水区横砂西町10番6号 |
電話番号 | 054-366-1312 |
公式ホームページ | https://www.maruryou.jp/ |
さらに、3000件以上の処理実績を誇り、豊富なノウハウを活かした対応が強みです。GPS装置を搭載した運搬車両を使用し、輸送経路をリアルタイムで監視することで、安全性を徹底管理。書類作成の代行サービスも提供しており、PCB処理が初めての事業者でもスムーズに進めることができます。
丸両自動車運送株式会社について詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。
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さらに詳しい情報は公式ホームページでも確認できます。ぜひチェックしてみてください。
◇株式会社ジャパンクリーンサービス

株式会社ジャパンクリーンサービスは、近畿2府4県を中心にPCB廃棄物の収集運搬を行う企業で、各都道府県の許可を取得しています。高濃度PCB廃棄物はJESCOの大阪・北九州PCB処理事業所へ運搬し、低濃度PCB廃棄物は無害化処理認定施設や各種許可取得施設へ適切に搬送します。
会社名 | 株式会社ジャパンクリーンサービス |
所在地 | 〒652-0866 神戸市兵庫区遠矢浜町4番34号 |
電話番号 | 078-686-0251 |
公式ホームページ | https://www.japan-c-s.co.jp/ |
また、同社は1500件以上のPCB廃棄物運搬実績を持ち、個々のケースに応じた最適な処理プランを提案することが可能です。さらに、蛍光灯安定器の仕分けや適正な荷姿の登録支援も行っており、廃棄物の減量化やコスト削減にも貢献しています。地域密着型の柔軟な対応力で、多くの事業者に選ばれています。
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◇日本海環境サービス株式会社

日本海環境サービス株式会社は、低濃度PCB汚染物の収集・運搬・処分をワンストップで対応する企業です。特に、変圧器などの微量PCB汚染機器に対して「課電自然循環洗浄技術」を用いた無害化処理を提供しており、設備を運転しながら汚染除去を行うことが可能です。
会社名 | 日本海環境サービス株式会社 |
所在地 | 〒930-0848 富山県富山市久方町2番54号 |
電話番号 | 076-444-6800 |
公式ホームページ | https://www.nes-env.co.jp/ |
さらに、塗膜や絶縁油などの低濃度PCB汚染物の分析から、行政手続きのサポートまでを一貫して実施。全国の無害化処理施設と連携し、期限内の適正処理を支援します。
こちらも併せてご覧ください。
松田産業株式会社は、貴金属のリサイクルを中心とする環境事業と食品関連事業を展開する企業です。1951年の創業以来、地球資源の有効活用を追求し、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいます。本社は東京都新宿区にあり、国内外に拠点を持ち、幅広い業界に貢献しています。
環境事業では、貴金属の回収・精製や産業廃棄物の適正処理を手がけ、資源の再利用を促進しています。電子部品や工業製品に含まれる貴金属を効率的に回収し、環境負荷の低減と資源循環を実現しています。また、PCB廃棄物の収集運搬・処理においても、高度な技術と安全管理体制を備え、法令を遵守しながら適切に対応しています。
食品関連事業では、安全で高品質な食品素材の提供を目指し、水産・農産・畜産分野で事業を展開しています。フードロス削減にも取り組み、未利用資源を活用した食品開発を進めています。食品加工の過程で発生する廃棄物の適正処理や再資源化にも力を入れ、環境と食のバランスを考えた事業を推進しています。
PCB産業廃棄物の処理には、安全性と法令遵守が求められます。松田産業は、全国に拠点を持つネットワークと高度な安全管理体制を活かし、PCB廃棄物の収集運搬を確実に実施しています。全国47都道府県で収集運搬業の許可を取得し、宮城・埼玉・岐阜・大阪に積替保管施設、埼玉・岐阜に中間処理施設を保有しています。
これにより、全国の事業者に迅速かつ柔軟に対応しています。腐食性のある廃液や強酸・強アルカリの廃液にも対応可能な専用車両を保有し、適切な回収方法を採用しています。運搬時の安全管理にも力を入れ、漏えい対策車両や防止用コンテナを導入し、事故を未然に防いでいます。
PCB産業廃棄物の適正管理は、法令遵守の観点からも重要です。特に保管場所の管理が不十分だと、盗難や紛失のリスクが高まり、事業者の法的責任が問われる可能性があります。環境省の基準では、施錠可能な倉庫への保管や、周囲を囲うなどの対策が必要とされています。
適切な表示を行い、管理責任者の連絡先を明記することで、紛失や盗難のリスクを低減できます。PCB廃棄物の紛失は重大な法令違反となり、厳しい罰則が科される可能性があります。適正な管理を行うためには、管理責任者を設置し、定期的な点検を実施することが求められます。JESCOへの適切な処分登録を行い、管理の徹底を図ることも重要です。
PCB産業廃棄物の運搬や処理を依頼する際には、信頼できる専門業者の選定が不可欠です。丸両自動車運送株式会社は全国45都府県で収集運搬の許可を取得し、JESCOの搬入仕様に準拠した運搬容器を使用することで、安全な輸送を実施しています。株式会社ジャパンクリーンサービスは近畿2府4県を中心にPCB廃棄物の収集運搬を行い、高濃度PCBはJESCOの大阪・北九州PCB処理事業所へ、低濃度PCBは無害化処理認定施設へ運搬する体制を整えています。日本海環境サービス株式会社は低濃度PCB汚染物の収集・運搬・処分をワンストップで対応し、変圧器などの微量PCB汚染機器の無害化処理を提供しています。