特別管理産業廃棄物は、廃棄物処理法にて「爆発性、毒性、感染性その他の人の健康又は生活環境に係る被害を生ずるおそれがある性状を有する廃棄物」と定義しています。一例は、廃油、廃酸、廃アルカリ、感染性産業廃棄物、特定有害産業廃棄物などです。特に有害性が高い特定有害産業廃棄物として、廃PCB、廃水銀、廃石綿なども挙げられます。
特別管理産業廃棄物は、人の健康や環境に悪影響を及ぼす可能性があるため、厳格な処理を行わなければなりません。処理費用は種類や状態によって異なりますが、一例としてPCBの処理費用相場は30,800円/kg、アスベストはレベルと面積によって異なります。
処分にあたっては、業者が扱えないものが混入していないか、間違った処理方法を取っていないかなどに注意が必要です。
目次
特別管理産業廃棄物の概要と種類

特別管理産業廃棄物は、廃棄物処理法に基づき、通常の産業廃棄物よりも厳格な管理と処理が求められる廃棄物です。これは、爆発性、毒性、感染性など、人の健康や生活環境に深刻な被害を及ぼすおそれがある性状を持つものが該当します。
特別管理産業廃棄物の排出事業者には、専門知識を持つ「特別管理産業廃棄物管理責任者」の配置が義務付けられ、適正な処理と管理が徹底される体制が求められています。
◇特別管理産業廃棄物の分類

特別管理産業廃棄物は、主に以下の5つの分類に分けられます。
- 廃油
- 廃酸
- 廃アルカリ
- 感染性産業廃棄物
- 特定有害産業廃棄物
それぞれの分類には、さらに具体的な基準や該当物質が定められています。
・廃油
廃油のうち、引火点が70℃未満の揮発油、灯油、軽油などの燃焼しやすいものが該当します。これらは火災や爆発のリスクが高いため、厳重な管理が必要です。
・廃酸
腐食性が著しい廃酸(pH2.0以下)が対象となります。強酸性の廃棄物は、取り扱いを誤ると人体や設備に深刻な被害をもたらすため、特別な処理が求められます。
・廃アルカリ
腐食性が著しい廃アルカリ(pH12.5以上)が該当します。強アルカリ性の廃棄物も、環境や人体に悪影響を及ぼすため、適切な処理が不可欠です。
・感染性産業廃棄物

医療機関などから排出される、感染性病原体が付着している、もしくは付着している恐れのある廃棄物が該当します。例えば、使用済み注射針や血液が付着したガーゼなどがこれに含まれます。感染拡大防止の観点から、厳格な管理と処理が義務付けられています。
・特定有害産業廃棄物
特定有害産業廃棄物は、特に有害性の高い物質を含む廃棄物であり、廃棄物処理法施行令に基づき詳細に分類されています。主な種類は以下の通りです。
- 廃PCB等
- PCB汚染物
- PCB処理物
- 廃水銀等
- 指定下水汚泥
- 鉱さい
- 廃石綿等
- 燃え殻
- ばいじん
- 廃油
- 汚泥、廃酸または廃アルカリ
これらの廃棄物は、含有する有害物質の種類や濃度、排出元の業種や施設規模によって、さらに細かく規定されています。
◇特別管理産業廃棄物の管理と処理

特別管理産業廃棄物の排出事業者は、事業所ごとに「特別管理産業廃棄物管理責任者」を配置し、排出から最終処分までの全過程で安全かつ適正な管理を行う責任があります。
この管理責任者は、医師や薬剤師などの国家資格者、あるいは指定協会の講習を修了した者など、一定の資格要件を満たす必要があります。資格や届出に関して不明点がある場合は、自治体の窓口で確認することが推奨されています。
また、特別管理産業廃棄物の処理は、原則として排出事業者自らが責任を持って行うことが求められていますが、産業廃棄物処理業の許可を持つ専門業者に委託することも可能です。その際は、委託先が当該廃棄物の処理許可を有しているか必ず確認しなければなりません。
特別管理産業廃棄物の処理には、通常の産業廃棄物よりも厳しい基準が設けられており、処理方法や保管方法、運搬時の注意事項なども細かく定められています。
例えば、廃油や廃酸、廃アルカリは、漏洩防止措置や適切な容器での保管が義務付けられています。感染性産業廃棄物については、密閉容器での保管や運搬、焼却などによる確実な無害化処理が求められます。
◇特定有害産業廃棄物の特徴と事例

特定有害産業廃棄物は、重金属(鉛、カドミウム、水銀など)やPCB、ダイオキシン、アスベストなど、特に有害性の高い物質を含む廃棄物が該当します。これらは、環境中に漏洩した場合、土壌や水質の汚染、人体への健康被害など深刻なリスクをもたらすため、厳格な基準と管理体制が敷かれています。
たとえば、PCB(ポリ塩化ビフェニル)はかつて電気機器の絶縁油などに広く使用されていましたが、強い毒性と環境残留性が問題となり、現在は厳重な管理のもとで処理が進められています。廃水銀や廃石綿も、健康被害防止の観点から、特別な処理方法が義務付けられています。
特別管理産業廃棄物は、産業活動に伴い発生する廃棄物の中でも、特に人や環境に重大な影響を及ぼすおそれがあるものとして、法令により厳格な管理と処理が求められています。排出事業者は、専門の管理責任者を配置し、法令に則った適正な処理を徹底することが義務付けられています。
特定有害産業廃棄物をはじめとする各分類ごとの基準や処理方法を正しく理解し、適切な対応を行うことが、企業の社会的責任であり、持続可能な社会の実現にもつながります。
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特別管理産業廃棄物の処理費用の相場の一部を紹介

特別管理産業廃棄物の中でも、PCB(ポリ塩化ビフェニル)とアスベストは、極めて高い有害性と厳格な管理が求められる廃棄物として知られています。これらの処理には専門的な知識と高度な技術、そして相応のコストが必要となります。
◇PCB(ポリ塩化ビフェニル)廃棄物の処理費用

PCBはかつて電気機器の絶縁油や熱媒体などに広く用いられていましたが、環境中で分解されにくく、脂肪に溶けやすいため生物の体内に蓄積しやすいという性質があります。
そのため、食物連鎖を通じて人体へも悪影響を及ぼすことが明らかとなり、現在は厳重な管理と適正処理が義務付けられています。
◇PCB廃棄物の処理費用の特徴

PCB廃棄物の処理費用は、主に機器の種類や重量、濃度、作業の難易度によって大きく変動します。たとえば、変圧器やコンデンサなどの大型機器の場合、重量が増すほど費用も高額となります。また、PCB含有の有無を調査する検査費用や、運搬費用も別途発生します。
PCB含有の調査・検査費用:1万5,000円~5万円程度(業者や機器の状況による)
運搬費用:小型機器で3万~8万円、大型機器では10万円以上かかる場合も
◇機器ごとの処理費用相場

低濃度PCB廃棄物の処理費用は、1kgあたりおおよそ3万円前後が目安とされています。具体的な例として、JESCO(中間貯蔵・環境安全事業株式会社)の公表値を参考にすると、以下のような相場となっています。
10kg未満のトランス類:1台あたり約30万円~45万円
50kg~100kgのトランス類:1台あたり約58万円~78万円
200kgクラスの大型機器:1台あたり約120万円~155万円
コンデンサ類(10kg以上):最低でも約49万円
これらはあくまで処理費用の目安であり、実際には機器の取り外し作業や飛散防止措置などの追加作業が必要な場合、さらに費用が上乗せされます。
なお、PCB廃棄物の早期処理を促進するため、自治体によっては処理費用や調査費用の一部を補助する制度もありますので、該当する場合は積極的に活用しましょう。
◇アスベスト(石綿)廃棄物の処理費用
アスベストは、耐火性・断熱性・吸音性に優れた鉱物繊維で、1975年以前の建築物や断熱材などに広く使われてきました。しかし、長期間吸入することで肺がんや中皮腫などの深刻な健康被害を引き起こすことが判明し、2006年には全面的に使用が禁止されています。
◇アスベスト処分費用のレベル分類
アスベストは、飛散しやすさ(発じん性)の違いによって3つのレベルに分類され、それぞれ処分費用の相場が異なります。
レベル1(発じん性が最も高い):吹き付け材が該当。除去作業の難易度が高く、厳重な安全対策が必要。
レベル2(中程度の発じん性):断熱材や保温材などが該当。
レベル3(発じん性が低い):成形板などが該当。
◇レベル別の処分費用相場

レベル1:1㎡あたり1万5,000円~8万5,000円(難易度や建物規模により変動)
レベル2:1㎡あたり1万円~6万円
レベル3:1㎡あたり3,000円程度
国土交通省のデータによれば、300㎡以下の小規模除去工事では2万円~8万5,000円/㎡、1000㎡以上の大規模工事では1万円~3万円/㎡と、規模が大きくなるほど単価は下がる傾向があります。
◇その他の費用と注意点

アスベストの除去には、事前調査費用や仮設工事費、廃棄物運搬費などが別途必要です。特にレベル1・2の除去では、作業員の健康管理や周辺環境への飛散防止対策が不可欠であり、その分コストが高くなります。
補助金制度が利用できる場合もあるため、自治体や専門業者に事前に相談することが重要です。
PCBとアスベストは、いずれも特別管理産業廃棄物として厳格な処理が求められ、その処理費用は機器や建材の種類・量・作業内容によって大きく異なります。PCB廃棄物は1kgあたり3万円前後が相場で、機器の重量が増すほど費用も高額になります。
アスベストは発じん性のレベルによって1㎡あたり3,000円から8万5,000円まで幅広い費用がかかります。いずれも、調査や運搬、追加作業費用が別途発生する点に注意が必要です。費用負担を軽減するためには、自治体の補助金制度や専門業者の活用を積極的に検討しましょう。
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混合廃棄物の処理費用と注意点

混合廃棄物とは、事業活動などで発生する産業廃棄物のうち、複数の種類の廃棄物が混ざり合い、分別が困難な状態となったものを指します。
例えば、オフィスで使われていた椅子を廃棄する場合、金属、合成皮革、プラスチックなど様々な素材が組み合わさっているため、これらを一つずつ分解して分別するのは難しく、結果として「混合廃棄物」として扱われます。
◇混合廃棄物の分類

混合廃棄物は、その性質や発生状況によって大きく3つに分類されます。
・安定型混合廃棄物
安定型混合廃棄物とは、環境への悪影響が少なく、安定型最終処分場で埋立可能な廃棄物のみで構成されたものです。具体的には「安定5品目」と呼ばれる廃プラスチック類、ゴムくず、金属くず、ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず、がれき類の5種類が該当します。
これらのみで構成された混合廃棄物は、埋立処分しても腐敗や有害ガスの発生、地下水汚染などのリスクが低いのが特徴です。
・管理型混合廃棄物
管理型混合廃棄物は、安定型産業廃棄物以外の産業廃棄物が混ざっている場合に該当します。たとえば、汚泥や燃え殻、ばいじんなど腐敗や分解によって有害物質が溶出する恐れのあるものが含まれている場合、管理型最終処分場での厳重な管理のもとで埋立処分されます。
安定型廃棄物の中に少しでも管理型廃棄物が混入していると、全体が管理型混合廃棄物として扱われるため、分別の徹底が重要です。
・建設混合廃棄物
建設混合廃棄物は、建設現場から発生する廃棄物のうち、安定型混合廃棄物とそれ以外の廃棄物が混ざり合ったものを指します。
建設現場では、コンクリートがらや金属くず、木くず、廃プラスチック類など多様な廃棄物が同時に発生するため、混合廃棄物としてまとめて処理されるケースが多く見られます。
◇混合廃棄物の処理費用

混合廃棄物の処理費用は、その種類や処理方法、量、地域によって異なりますが、一般的な相場としては1立方メートルあたり8,000円~30,000円程度とされています。
ただし、これはあくまで目安であり、具体的な費用は廃棄物の内容や処理業者の設備・体制によって大きく変動します。特に、分別が難しい場合や有害物質が含まれている場合は、追加費用が発生することもあります。
また、建設混合廃棄物の場合は、現場での分別作業や運搬コスト、最終処分場での処理単価などが加味されるため、費用が高額になる傾向があります。詳細な費用を知りたい場合は、必ず複数の産業廃棄物処理業者から見積もりを取り、内容を比較検討することが推奨されます。
◇混合廃棄物処理の注意点

混合廃棄物の処理を依頼する際には、いくつか重要な注意点があります。
・処理業者の選定
混合廃棄物の処理は、許可を持つ専門業者に委託する必要があります。業者が自社の処理施設で取り扱えない種類の廃棄物が混入している場合、処理を拒否されることがあるため、事前に取り扱い可能な品目を確認しましょう。
・分別の徹底
安定型混合廃棄物として処理したい場合、安定型5品目以外の廃棄物が混入しないよう、排出段階で分別を徹底することが重要です。分別が不十分だと管理型混合廃棄物として扱われ、処理費用が高くなる場合があります。
・法令遵守と罰則
廃棄物処理法に基づき、混合廃棄物の処理は厳格に管理されています。許可のない業者への委託や、誤った分別による不適正処理が発覚した場合、排出事業者・処理業者ともに罰則が科される可能性があるため、法令遵守が不可欠です。
・環境への配慮
混合廃棄物は、適切な分別と処理を行わなければ、埋立地での環境汚染や地下水汚染などのリスクにつながります。環境負荷を最小限に抑えるためにも、専門業者と連携し、適正な処理を心がけましょう。
混合廃棄物は、複数の種類の産業廃棄物が混ざり合い、分別が困難なものを指します。安定型・管理型・建設混合廃棄物の3つに分類され、それぞれ処理方法や最終処分場が異なります。処理費用の相場は1㎥あたり8,000~30,000円程度ですが、内容や地域、業者によって変動します。
適正な処理を行うためには、分別の徹底と信頼できる処理業者の選定、法令遵守が不可欠です。混合廃棄物の排出や処理で不明点がある場合は、専門業者や自治体に相談し、環境への配慮と法令順守を徹底しましょう。
産業廃棄物処理における企業の社会的責任

産業廃棄物処理における企業の社会的責任(CSR)は、近年、ESG(環境・社会・ガバナンス)経営の重要性が高まる中で、ますます注目されています。
特に特別管理産業廃棄物は、爆発性・毒性・感染性など人や環境に重大なリスクをもたらすため、適正な管理と処理が厳格に求められています。こうした廃棄物の適正処理は、単なる法令遵守にとどまらず、企業の持続可能性や社会的信頼の根幹を支える要素となっています。
◇CSR・ESGと廃棄物管理の関係
ESGの「E(環境)」の観点からは、廃棄物の排出量削減や適正処理、リサイクル推進が企業活動の評価基準となっています。排出量の削減、収集運搬の効率化、グリーン購入の推進など、環境負荷低減への取り組みは、企業価値向上の重要な指標です。
また、適切な廃棄物管理は、温室効果ガス排出抑制や資源循環型社会の実現にも直結します。
「S(社会)」の側面では、地域社会への配慮や従業員の安全確保、情報開示の透明性などが求められます。特別管理産業廃棄物の不適切な処理は、環境汚染や健康被害を引き起こし、社会的批判や訴訟リスクを招くため、企業は社会的責任を果たすことが不可欠です。
「G(ガバナンス)」では、法令順守や内部統制の強化、情報開示の透明性が重視されます。不正処理や隠蔽が発覚すれば、企業の信用は一瞬で失われ、株価下落や取引停止などの経営リスクにつながります。
◇適正処理がもたらす企業価値への影響

特別管理産業廃棄物の適正処理を徹底することで、企業は環境リスクを低減し、地域社会や投資家からの信頼を獲得できます。
たとえば、エコアクション21などの第三者認証を取得し、環境方針や実績を積極的に情報開示することで、ブランドイメージの向上や優良取引先としての評価獲得につながります。
また、ESG投資の拡大により、環境対応や社会貢献に積極的な企業への投資が増えています。適正な廃棄物管理は、資金調達や企業成長の観点でも大きなメリットとなります。さらに、廃棄物の再資源化やリサイクル技術の導入は、コスト削減や新たなビジネスチャンス創出にも寄与します。
特別管理産業廃棄物の適正処理は、CSRやESG経営の基盤であり、企業価値向上やブランドイメージ強化に直結します。法令遵守はもちろん、環境・社会・ガバナンスの観点から積極的な取り組みを進めることが、持続可能な企業経営の鍵となります。
企業は廃棄物管理を単なるコストではなく、社会的責任と成長戦略の一部として捉え、積極的な情報発信と改善活動を推進すべきです。
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PCBの処理を検討するならおすすめ業者3選
産業廃棄物やPCB廃棄物の適正処理を通じ、環境保全と資源循環に取り組む丸両自動車運送、三友プラントサービス、ダイセキ環境ソリューションの三社は、安全かつ確実なサービスを提供しています。
◇丸両自動車運送株式会社

丸両自動車運送株式会社は、産業廃棄物の収集運搬やリサイクルを通じ、循環型社会の実現を目指す企業です。特にPCB廃棄物の適正処理において高い専門性を発揮しています。PCBはかつて広く使用されましたが、健康被害が明らかになり、現在は厳格な管理が義務付けられています。
同社では、PCB廃棄物の収集運搬や処理を専門スタッフが担当し、分析や書類作成の代行も行います。事業者の不安や疑問に応え、法令遵守のもと安全かつ効率的な処理を提供。運搬容器や設備も完備し、安心して任せられる体制を整えています。
これまでに、全国で約30万本の安定器仕分け作業に携わってきた実績があります。静岡県内の工場にて、安定器のPCB処理に関する仕分け作業を実施した際には、高濃度と低濃度のPCBを分別することで、処分費の削減につながりました。
会社名 | 丸両自動車運送株式会社 |
所在地 | 〒424-0036 静岡県静岡市清水区横砂西町10-6 |
電話番号 | 054-366-1312 |
公式ホームページ | https://www.maruryou.jp/ |
「安全・確実・信頼」をモットーに、同社は多くの事業者にとって頼れるパートナーです。PCB廃棄物の適正処理を通じて、地域社会や環境保全に貢献し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを続けています。
丸両自動車運送株式会社について詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。
▼全国の産業廃棄物処理場とのネットワークを活用!丸両自動車運送株式会社
さらに詳しい情報は公式ホームページでも確認できます。ぜひチェックしてみてください。
◇三友プラントサービス株式会社

三友プラントサービス株式会社は、廃棄物を未来の資源と捉え、環境保全と資源循環を推進する企業です。特にPCB廃棄物の処理では高い専門性を持ち、長期保管や環境汚染リスクの低減に貢献しています。
PCBはかつて電気機器に広く使用されていましたが、その有害性が明らかになり、厳格な処理が求められるようになりました。同社は、高濃度PCBはJESCO、低濃度PCBは無害化処理認定事業者を通じて適切に処理し、見積もりから引取り、解体、処分まで一貫対応を行っています。
会社名 | 三友プラントサービス株式会社 |
所在地 | 〒252-0132 神奈川県相模原市緑区橋本台1-8-21 |
電話番号 | 042-773-1431 |
公式ホームページ | https://www.g-sanyu.co.jp/ |
さらに、脱炭素、省資源・省エネルギー、リサイクル推進に取り組みつつ、人材育成や技術向上にも注力。地域社会や地球環境への貢献を通じ、持続可能な社会の実現に向けた信頼されるパートナーとしての役割を果たしています。
三友プラントサービス株式会社について詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。
◇株式会社ダイセキ環境ソリューション

ダイセキ環境ソリューション株式会社は、土壌汚染対策を主力とする東証上場企業で、環境問題の解決を通じた社会貢献を企業理念としています。調査から工事・処理までを自社で一貫して行う体制を整え、業界トップクラスの実績を持っています。
PCB事業では、廃棄物の調査や分析、行政手続き代行、収集運搬・処分まで総合的に対応。PCBは1972年以降に製造・使用が禁止され、現在は適正処分が法的に義務付けられています。同社は、PCB含有判定から効率的な回収、費用削減、不法投棄対応まで幅広いサービスを提供しています。
会社名 | 株式会社ダイセキ環境ソリューション |
所在地 | 〒467-0852 愛知県名古屋市瑞穂区明前町8-18 |
電話番号 | 052-819-5310 |
公式ホームページ | https://www.daiseki-eco.co.jp/ |
さらに、PCB不含機器のリサイクルや大型機器解体も手掛け、法令順守と環境保全に尽力。持続可能な社会を目指し、引き続き新たな環境課題への挑戦を進めています。
株式会社ダイセキ環境ソリューションについて詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。
▼愛知県のPCB産業廃棄物の規定及び優良産廃処理業者認定制度を受けている産廃業者
まとめ

特別管理産業廃棄物は、廃油、廃酸、廃アルカリ、感染性産業廃棄物、特定有害産業廃棄物の5つに分類されています。これらを処理するためには処理費用が必要です。処理にかかる必要な費用は、廃棄物の種類、レベル、重さなどによって異なります。詳細な処理費用を知るためにも、産業廃棄物処理業者にお見積もりを依頼しましょう。
「PCB処理 完全攻略ガイド」では、産業廃棄物処理業者をご紹介しております。特別管理産業廃棄物の処理をご検討でしたら、ぜひご活用ください。
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