PCB使用安定器が発見された場合、その処分と確認方法について理解することが重要です。PCBは健康への影響が懸念され、特定期間内に適切に処理されなければなりません。安定器の銘板情報や製造年月を基にPCBの有無を確認し、必要に応じて専門業者に相談することが推奨されます。
目次
かつて蛍光灯に使用されていたPCB

蛍光灯は長い間、オフィスや家庭の照明として広く使用されてきました。しかし、その歴史の中で、蛍光灯の安定器にはポリ塩化ビフェニル(PCB)という化学物質が使用されていた時期がありました。
◇PCB使用照明器具とは

引用元:photo AC
PCB使用照明器具とは、安定器に力率改善を目的にPCB(ポリ塩化ビフェニル)入りの安定器(コンデンサ)を使用した照明器具です。1957年(昭和32年)1月〜1972年(昭和47年)8月までに製造された蛍光灯器具・水銀灯器具・低圧ナトリウム器具に使用されています。
PCBが含有している器具なのかは力率で確認でき、85%以上で尚且つ1957年1月〜1972年8月までに生産されたものはPCB入り安定器を使用している場合が多いです。そもそもPCBが何故使用されなくなったのか、分からない方もいるかもしれません。
PCBは1950年代にトランスの絶縁油として使用されていましたが、1968年(昭和43年)にカネミ油症事件が発生し、肝機能障害などさまざまな健康被害を引き起こしました。結果、製造・輸入が中止になり現在に至ります。
◇安定器について

引用元:photo AC
安定器とは、蛍光灯などの電流・電圧を制御して安全・安定して利用できるようにする装置です。安定器にもいくつか種類があり、グロースタータ形・ラピットスタート形・インバータ形の3つに分けられます。それぞれの違いとしては以下のとおりです。
グロースタータ形
スイッチを入れるとグロースタータが放電を開始、電極が余熱され点灯します。安定器がコンパクトで尚且つ安価なタイプで、点灯するまでに時間がかかるのが特徴です。
ラピットスタート形
グロースタータを使用しない安定器で、フィラメント変圧器による電極加熱と導電性物質の塗布によりスイッチを入れるとすぐに点灯します。
インバータ形
現在、主流の安定器です。電子部品で構成されており、電源周波数を高周波に変換し点灯します。
PCBを含む安定器の見分け方

引用元:環境省_ポリ塩化ビフェニル(PCB)早期処理情報サイト
上述した通り、PCBには危険性もあるため、使用する際や処分する際にはPCBを含む安定器なのか、慎重に見極める必要があります。ここでその見分け方について解説します。
◇銘板が確認出来る場合
銘板には重要な情報が記載されており、それに基づいてPCB(ポリ塩化ビフェニル)の有無を判断することができます。
銘板にはメーカー名が記載されています。メーカー名がわかる場合は、まずそのメーカーに問い合わせて、PCBが使用されているかどうか確認してください。もしメーカーが廃業しているなどの理由で問い合わせができない場合は、銘板に記載された情報から判断します。
例えば、銘板に「高力率」の記載がない場合、銘板に記載された電気特性から力率を計算して求める必要があります。また、製造年月が記載されていない場合もありますが、銘板に記載された情報を基に判断可能です。
さらに、銘板に三角逓番号(電気用品型式認可番号)が記載されている場合、この番号からPCBの有無を判断することができます。三角逓番号は「〒●●-」という形をしており、●●が10か61であることを確認します。
三角逓番号が4742以上の場合、その安定器は昭和47年9月以降に製造されたものであり、PCBは使用されていません。ただし、東芝や日立の関連会社製の一部には微量のPCBが混入している可能性があります。
一方、三角逓番号が1から4741までの場合、リストに記載されている安定器でコンデンサの別置きがないことが確認できれば、PCBは使用されていないと判断できます。
◇銘板が確認出来ない場合

引用元:photo AC
銘板が確認出来ない場合、安定器が設置された建物の完成年や改修・交換した時期から判別することができます。
1977年3月以降に設置された安定器はPCBが使用されていないと考えられます。しかし、建物の完成年が不明の場合や銘板が読めない場合は、PCB使用の安定器として処理されるのが一般的です。
また、PCB使用か確認する手段として、X線撮影があります。安定器内部にコンデンサが見つからなければPCB不使用と判断できますが、コンデンサがあればPCB使用の可能性が高いです。
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PCB使用安定器が発見された事例集
PCB使用安定器は、意外な場所で発見されることが多く、特に普段目が届きにくい場所で見落とされるリスクが高いです。以下に、具体的な事例とその背景について詳しく説明します。
◇倉庫

引用元:photo AC
長年使われていない倉庫や工場の天井裏、古い照明器具の中にPCB安定器がそのまま残っていたケースがあります。このような場所は、普段人の出入りが少ないため、確認や点検が後回しにされがちです。特に1970年代以前に建てられた建物では、設備更新が進んでいない場合も多く、注意が必要です。
ある事例では、築50年以上の倉庫の定期点検時、ほとんど使用されていないエリアの照明器具内からPCB使用安定器が発見されました。その照明器具は一度も交換されておらず、設置当時のままだったとのことです。このような古い建物では、類似のケースが多数報告されています。
◇エレベーター内照明

引用元:photo AC
エレベーターの天井照明や機械室の照明器具にも、PCB使用安定器が使われていたことが確認されています。これらは建物の使用者や管理者にとって直接目にする機会が少ない場所であるため、点検時にようやく発見されることが多いです。
例えば、あるビルではエレベーターの天井裏の照明器具をLEDに変更する工事中に、古いPCB使用安定器が見つかりました。このビルの管理者は、機械室も含めた点検が不十分だったことを認識し、改めて全館の設備点検を実施しました。
◇建物解体現場

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建物を解体する際、普段は目にすることのない天井裏や壁の中からPCB安定器が大量に見つかることがあります。特に1972年以前に建設された学校や公共施設、工場などでは注意が必要です。この年代の建物には、PCBが広く使用されていたことが背景にあります。
実際の例として、古い校舎の解体工事中、天井裏から予想以上に多くのPCB使用安定器が発見され、対応に時間を要したケースがありました。この事例では、事前調査を徹底していれば、作業の遅れや予算の増加を防げた可能性があります。
◇地下ピットや機械室

引用元:photo AC
普段立ち入ることが少ない地下ピットや機械室は、見落とされやすい場所の代表例です。これらの場所には、設置当時の照明器具がそのまま残っているケースが多いです。
ある工場の地下機械室での事例では、点検作業中に古い安定器のPCB含有が確認されました。その部屋は数年間使用されておらず、点検の優先度が低かったため、長い間放置されていました。こうした場所は、意図的に点検を行わない限り発見が難しいことがあります。
◇古い事務所や店舗

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改修工事や照明のLED化を行う際、PCB使用安定器が発見されるケースも少なくありません。古い事務所や店舗では、建物の改装時にようやく気づかれることが多いです。
例えば、ある老舗店舗では照明設備の全面改修を行った際、設置されていた安定器がすべてPCBを含む製品であることが判明しました。長年使用していたため、外見からはPCB含有の有無が判断できなかったとのことです。このような場合、専門的な調査や検査が重要です。
PCB使用安定器は、外見だけで含有の有無を判断することが難しい場合があります。そのため、製造年代や銘板の確認をはじめ、メーカーへの問い合わせなどを徹底することが重要です。
また、倉庫やエレベーター、建物解体現場、地下ピット、古い事務所や店舗など、普段目が届きにくい場所への注意が欠かせません。発見した場合は、法令を遵守し適切な方法で処理を行いましょう。専門家による点検や調査を定期的に実施することで、リスクを軽減できます。
すでに処分期限は終了?PCBを含む安定器が見つかったら

引用元:photo AC
PCB使用照明器具は、他の産業廃棄物のようにいつでも処分できるわけではありません。処分できる期限が設けられているため、処分する前に期限をしっかり確認しておくのが重要です。
◇安定器の処分期限
PCBが含まれている安定器を処分するには期限内に処分する必要があります。過去にPCBによる健康被害が出た事例もあるため、正しい方法で処分しなければなりません。安定器といってもPCBの濃度やエリアによっても期限が異なるため、注意が必要です。
高濃度のPCB入り安定器は2021年(令和3年)3月と2023年(令和5年)3月までと既に終了しています。低濃度の処理期限は、まだ余裕があり2027年(令和9年)3月までです。低濃度の安定器を所持している場合は、できるだけ早く処分しておくと忘れずに処分できます。今一度、PCBが含まれている器具を使用していないか確認するのがおすすめです。
◇処分期限後にPCB使用安定器が発見されたら?
PCBが高濃度の安定器は既に処分期間が過ぎてしまっていますが、後から見つかる場合も多く、これまでに期限が過ぎてからPCBが含まれる安定器が見つかった事例も多く報告されています。
PCBが含まれている安定器は処分する期限が過ぎると原則処分できなくなってしまい、最悪罰せられる可能性があるため早めの処分が必要です。
しかし、高濃度PCB廃棄物の処理を行うJESCOの事業所の中で、継続して処理を行っている施設もあります。このことから、期限が過ぎてしまっていても対応してもらえる可能性があります。
処分期限が過ぎてしまってから見つけた場合は、早急に自治体などに連絡して相談するのが重要です。
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PCB使用安定器の処分は実績とノウハウをもつ業者に依頼

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PCBが含まれる安定器を処分する際は厳重な処理が必要なため、莫大なコストがかかります。しかし、処分にかかるコストは少しでも削減したいものです。PCBが含まれている安定器を処分する際は、実績豊富で信頼できる業者に依頼すると安全に処分できます。
◇安定器の適切な仕分けと処理で処分費を削減
安定器を適切に仕分けし、分解することで、処分費を削減した事例をご紹介します。静岡県内の工場から依頼された蛍光灯安定器の仕分け作業では、安定器にPCB(ポリ塩化ビフェニル)が含まれているかを確認し、分解と分析を行いました。
仕分け作業の結果、コンデンサが外付けされている安定器が見つかりました。コンデンサ外付けタイプの安定器では、露出しているコンデンサ部分のみが高濃度PCBとして処分の対象となります。そこで、コンデンサと安定器本体を分解し、コンデンサ部分のみを高濃度PCBとして処理し、残りの安定器本体は分析後、低濃度PCBとして適切に処理しました。
これにより、処分費を大幅に削減することができました。具体例として、蛍光灯安定器本体が2.8kgの場合、0.3kgのコンデンサ部分を高濃度PCBとして処分し、残りの2.5kgの安定器本体を低濃度PCBとして処分しました。
◇高濃度・低濃度PCB共に対応可能

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丸両自動車運送は、上述した事例を行った業者であり、これまでに蛍光灯の安定器仕分け作業を全国で約30万本行った実績がある会社です。高濃度・低濃度問わず処分でき、さらに対応エリアも限定されておらず、全国に対応しています。地方の企業でも依頼できるため、近場に相談できる業者がない場合や何から手をつけたらよいか分からない方でも相談できるため安心です。
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低濃度PCB廃棄物の処分期限は2027年3月31日まで
低濃度PCB廃棄物の処分期限が2027年3月31日に迫っています。
PCB(ポリ塩化ビフェニル)は、かつて変圧器やコンデンサー、安定器などの電気機器に使われていた化学物質ですが、その強い毒性と環境残留性が問題視され、1972年以降は製造と使用が禁止されています。
◇低濃度PCB廃棄物とは

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PCBを含む廃棄物は、PCB濃度に基づいて「高濃度」と「低濃度」に分類されます。低濃度PCB廃棄物は、PCB濃度が0.5mg/kg(ppm)を超え5,000mg/kg以下のものを指します。この廃棄物は主に製造から30年以上経過した古い電気機器に多く見られます。
低濃度PCB廃棄物が含まれる可能性のある機器には、以下のものがあります。
- 変圧器やコンデンサー
- 電気溶接機
- X線照射装置
- 昇降機や分電盤
- モーター内部のコンデンサー
これらの機器は外観からではPCB含有の有無が判断しづらいため、銘板や製造年の確認、必要に応じたPCB濃度の分析が重要です。
◇PCB廃棄物の処理に関する法律

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PCB廃棄物の処理は「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法(PCB特措法)」に基づき、厳しく管理されています。低濃度PCB廃棄物の処分期限は2027年3月31日までであり、それまでに無害化処理認定施設での処分を完了する必要があります。
処分期限を過ぎた場合、以下のリスクが生じます。
- 環境大臣や都道府県知事からの改善命令
- 3年以下の懲役や1,000万円以下の罰金などの法的罰則
- 処分が事実上不可能となり、長期保管の義務が発生
長期間の保管は容器の劣化や漏洩リスクを伴い、火災時には有害ガスの発生など環境や健康への深刻な影響を及ぼします。
◇事業者が取るべき対応
事業者は以下の手順を踏んで対応する必要があります。
- 電気設備の総点検
- 自社施設内のすべての電気機器を確認し、該当する機器をリストアップ。
- PCB濃度の分析
- 銘板や製造年を参考に、必要に応じて専門機関で濃度分析を実施。
- 無害化処理業者との契約
- 環境省認定の無害化処理業者と契約し、期限内に処分を完了させる。
助成金制度と相談窓口
中小企業や個人事業主向けには、分析費用や処理費用に対する助成金制度や金融支援が設けられています。分からない点があれば、自治体や環境省、認定処理業者に早めに相談することが推奨されます。
◇環境保全と社会的責任

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低濃度PCB廃棄物の適正処理は法令遵守だけでなく、環境保全や社会的責任の観点からも重要です。PCBが環境中に漏れると土壌や水質の汚染、さらには人体への健康被害を引き起こすリスクがあります。期限内の適切な処分を進めることで、地域社会や次世代の安全・安心を守ることができます。
低濃度PCB廃棄物の処分期限は2027年3月31日です。期限を守るためには、早期に電気設備の点検とPCB濃度の分析を行い、該当機器の処分を進めることが不可欠です。
PCBの処理を依頼するならおすすめ業者3選
PCB廃棄物の処理は、高い専門性と安全性が求められる重要な課題です。丸両自動車運送、ジャパンクリーンサービス、トーテツ興運は、信頼できるサービスで環境保全に貢献します。
◇丸両自動車運送株式会社

丸両自動車運送株式会社は、静岡県静岡市を本拠とし、産業廃棄物の収集運搬や中間処理を通じて循環型社会の実現に貢献する企業です。
1927年創業と長い歴史を持ち、SDGsの推進や環境保全に積極的に取り組んでいます。特にPCB(ポリ塩化ビフェニル)廃棄物の収集運搬・処理においては、2005年に許可を取得し、専門知識を持つ従事者が安全かつ確実に対応しています。
PCBはかつてトランスの絶縁油などに使用されていましたが、1968年のカネミ油症事件を契機に有害性が認識され、1972年以降は製造・使用が原則禁止となりました。現在、PCB廃棄物の保管事業者には法令に基づき適正な処理が義務付けられており、違反した場合は厳しい罰則が科されます。
丸両は、収集運搬だけでなく、分析や届け出書類の作成支援、処理に関するコンサルティングまで一貫して対応できる体制を整えています。
会社名 | 丸両自動車運送株式会社 |
所在地 | 〒424-0036 静岡県静岡市清水区横砂西町10-6 |
電話番号 | 054-366-1312 |
公式ホームページ | https://www.maruryou.jp/ |
「安全」「安心」「確実」をモットーに、実績と信頼を基盤としたサービスで、PCB廃棄物の適正処理を通じて社会と環境への責任を果たしています。
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▼全国の産業廃棄物処理場とのネットワークを活用!丸両自動車運送株式会社
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◇株式会社ジャパンクリーンサービス

株式会社ジャパンクリーンサービスは、兵庫県神戸市に本社を置く産業廃棄物の収集運搬を主力とする企業です。
特にPCB(ポリ塩化ビフェニル)廃棄物の収集・運搬に強みを持ち、関連会社の神戸環境クリエート株式会社が低濃度PCB無害化処理認定を取得したことにより、低濃度PCB汚染絶縁油の抜油・収集・運搬サービスを展開しています。
PCBはかつてトランスやコンデンサなどの絶縁油として広く利用されていましたが、その高い毒性から1972年以降製造・輸入が禁止されました。しかし、近年でも微量のPCBが混入した絶縁油が発見されており、事業者にはPCB廃棄物の適切な保管・届出・期限内処分が義務付けられています。
会社名 | 株式会社ジャパンクリーンサービス |
所在地 | 〒652-0866 兵庫県神戸市兵庫区遠矢浜町4-34 |
電話番号 | 078-686-0251 |
公式ホームページ | https://www.japan-c-s.co.jp/ |
同社は、事前調査から収集・運搬計画の作成、無害化処理施設への搬送まで一貫したサービスを提供し、漏洩リスクの低減と法令遵守を徹底しています。今後もPCB処理の需要増加が見込まれる中、早期対応の重要性を訴え、環境保全と安全な社会の実現に貢献しています。
こちらも併せてご覧ください。
◇トーテツ興運株式会社

トーテツ興運株式会社は、産業廃棄物の収集・運搬・処分を専門とする企業で、特にPCB(ポリ塩化ビフェニル)廃棄物の取り扱いに強みを持っています。
PCBはかつて変圧器やコンデンサー、安定器などに広く利用されていた人工化学物質で、耐熱性や電気絶縁性に優れる一方、環境や人体への有害性が指摘され、現在は製造・輸入ともに禁止され、特別管理産業廃棄物に指定されています。
同社は、各都道府県市から特別管理産業廃棄物の処理業許可を取得し、PCB廃棄物の収集・運搬・処分をワンストップで提供しています。搬出や分解、抜油、漏洩機器の補修など、付帯作業にも対応可能で、関東・東北エリアを中心にサービスを展開しています。今後はさらに収集運搬エリアの拡大も目指しています。
会社名 | トーテツ興運株式会社 |
所在地 | 〒323-0813 栃木県小山市横倉590-2 |
電話番号 | 0285-27-4422 |
公式ホームページ | https://totetsukoun.co.jp/ |
また、ISO 14001:2015の認証取得やGマーク(安全性優良事業所)認定、小山市エコ・リサイクル推進事業所としての登録など、環境保全・安全対策にも積極的です。多様な車両を保有し、法令順守や社員教育、安全パトロールなどを徹底することで、安心・安全なサービスを提供しています。PCB廃棄物処理の期限が迫る中、専門性と信頼性を兼ね備えた企業として、社会的な役割を果たしています。
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まとめ

引用元:photo AC
蛍光灯の安定器にはかつてPCB(ポリ塩化ビフェニル)が使用され、その処分には特別な注意が必要です。PCBは健康被害が問題視され、1972年以降の製造で使用が禁止されました。
安定器にはグロースタータ形、ラピットスタート形、インバータ形の3種類があり、特に昭和32年から47年にかけての製造品にはPCB入りの可能性が高いです。PCBの有無は銘板情報や電気特性から判断可能で、処分期限にも注意が必要です。
適切な仕分けと処理を行うことで、処分費を効果的に削減する事例もあります。地域を問わず全国対応の業者に相談することで、安全かつ経済的にPCB含有安定器を処分できます。
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